Aakashプロジェクト RIHN所属メンバー紹介

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Prabir K. PATRA 2023年度~

総合地球環境学研究所 教授 / 海洋研究開発機構 地球表層システム研究センターグループリーダー代理 上席研究員 / 千葉大学環境リモートセンシングセンター 客員教授 / 東北大学大気海洋研究センター 客員教授

研究分野:自然科学、大気・海洋科学、環境科学・農業科学、気候変動学

インド・グジャラート大学でPh.Dを取得。デリーの IBM India Research Laboratory で 3 年間 (1998 年から 2001 年) の勤務を経て、海洋研究開発機構上席研究員を務めています。2023年からAakashプロジェクトリーダーを兼務します。

主な研究テーマは、大気化学‐輸送モデルを用いた温室効果ガスやオゾン層破壊物質の発生源と吸収源の推定です。また、大気汚染と人間の健康にも深い関心を寄せています。気象学会堀内賞受賞(2016)。グローバル・カーボン・プロジェクトのCO2、CH4、N2Oの収支推定に貢献し、IPCC AR6のリードオーサーを務めるほか、数多の学術誌のエディター、衛星観測プロジェクトの運営委員を務めるなど国際的に活躍しています。

林田 佐智子 ~2022年度

総合地球環境学研究所 客員教授 / 奈良女子大学 名誉教授

研究分野:自然科学一般, 大気水圏科学 / 環境・農学, 環境動態解析

2017年(FS)からプロジェクトリーダーを務めましたが、2023年3月に定年退職のため、リーダーを交代しました。現在は、奈良女子大学の名誉教授であり、地球研の客員教授として新リーダーPrabir Patraさんを補佐しています。

・日本気象学会 堀内賞, 2002年
・WCRP(世界気候研究計画)/SPARC(成層圏過程とその気候における役割)プロジェクト国際SSG 科学運営委員会 委員, 2005年- 2009年 
・大気科学および地球汚染に関する国際委員会 iCACGP 委員, 2010年 – 2018年
・日本リモートセンシング学会 会長, 2020年〜2022年
・内閣府宇宙政策委員会JAXA分科会構成員

安富 奈津子

総合地球環境学研究所 特任助教

研究分野:気象学・気候学(アジアモンスーンの年々変動、アジアの高地における地上気温の長期変化の解析)

Aakashプロジェクト全体の研究支援担当として、国内外との研究協力・研究支援にかかわるさまざまな業務やホームページやSNSなどでの成果発信を担当します。WG2のメンバーとしては、モデルシミュレーションの条件設定やデータ解析を担当します。

村尾 るみこ

総合地球環境学研究所 研究員

研究分野:地域研究、人類学 

これまで、サブサハラ・アフリカの農村にて人類学的な研究をおこなってきました。AakashプロジェクトではWG1農村班の研究員として、パンジャブの大気汚染改善に資するような農民の行動変容がいかに可能かについて、学際的かつミクロな視点から追究していきます。

Akash BISWAL

総合地球環境学研究所 研究員

研究分野:大気質、排出量モデリング、大気質モデリング、データサイエンス、ビッグデータ解析、衛星リモートセンシング

パンジャーブ大学博士課程在籍中は、インド大気科学研究所で、デリーの大気質と人間の健康への粒子状物質の排出による影響に着目して研究しました。高解像度の排出量データ作成、3次元化学輸送モデルや都市拡散モデルの使用、リモートセンシングデータの解析などの経験があります。また、道路交通やバイオマス燃焼など、人為的な排出量の算出も得意としています。これらのエミッションインベントリは、インドの大気汚染を減少させるためのシナリオ分析を行う一方で国内の大気質を改善するための立法を実現するために使用されています。

Poonam MANGARAJ

総合地球環境学研究所 研究員

研究分野:都市大気質、温室効果ガス排出インベントリ、大気化学、大気汚染物質の測定、健康影響評価、緩和策と戦略

研究テーマは、超微細排出インベントリーの開発を通じて、都市の大気質を理解することです。私が根本的に興味をもっているのは、大気汚染物質のモニタリングと、化学/輸送モデリングのためのデータ解析です。私の研究成果は、都市や国家規模の大気質管理のための政策的枠組みや緩和戦略の実施に役立てることも可能です。私の長い大気化学の研究キャリアから、新たな環境問題に取り組まざるを得なくなりました。世界中で大気汚染が深刻化する中、特に南アジアの国々にとって大きな課題となっている温室効果ガス排出への対策を進めるためには、広範な研究と革新が必要だと考えています。私は、このような課題に対する答えは環境そのものの中にあると強く信じています。研究者として、環境の中にあるこれらの解決策を研究、特定して、それを活用することが私の目標です。

荒木 晶

総合地球環境学研究所 研究推進員

Aakash Project において、研究推進員として、主にPM2.5 の観測に関連する業務に携わっています。

能勢 康子

総合地球環境学研究所 事務補佐員

Aakashプロジェクトで事務補佐を担当しています。よろしくお願い致します。

大橋 かえで

総合地球環境学研究所 事務補佐員

事務補佐を担当しています。よろしくお願いいたします。

坂本 裕子

総合地球環境学研究所 事務補佐員

主にWG3の事務補佐を担当しております。よろしくお願いいたします。