インドのニュースサイトで、Aakashプロジェクトの研究活動について2つの記事が掲載されました。記事の内容を簡単にご紹介します。
インドでの研究活動が共同研究者の皆さんの広報活動によって広く紹介されました。
1.Study tries to assess brick kilns’ impact on air レンガ工場の大気汚染への影響を評価する研究が進行中 (The Times of India)
(概要) 交通渋滞や稲わら焼きのほかに、デリーの大気汚染の大きな原因となっているのが、レンガ工場からの煙です。
レンガ工場はデリー近郊に少なくとも1564箇所あり、それぞれが1日あたり300µg/m3を上回るPM2.5を排出しているとMisraら(2020)は推計しましたが、その影響は十分に評価されていません。RIHN・Aakashプロジェクトでは、林田PLとインドと日本の研究者20人以上の研究チームで、デリーの大気汚染物質の分布を精度よく見積もっていこうと研究を進めています。
(紹介された研究)
Prakhar Misra, Ryoichi Imasu, Sachiko Hayashida, Ardhi Adhary Arbain, Ram Avtar, Wataru Takeuchi, Mapping Brick Kilns to Support Environmental Impact Studies around Delhi Using Sentinel-2, ISPRS Int. J. Geo-Inf., 9(9), 544, 2020,
https://doi.org/10.3390/ijgi9090544, 2020/09
2.GNDU to install portable ambient air quality sensor GNDUが携帯型大気質センサーを導入する計画 (The Tribune India)
(概要) GNDU(Guru Nanak Dev University)では、北部インドの稲わら焼きによる大気汚染を計測し、大学とその周辺の大気質の改善に貢献するため、RIHN・Aakashプロジェクとの共同研究の一環として携帯型大気質センサーの提供を受けます。