インド情勢

インド・The Tribune紙から、パンジャーブ州・ハリヤーナ州の稲わら焼きと関連するニュースを中心に、記事の要約を掲載しています。見出しをクリックすると日本語要約が表示されます。

記事のまとめは奈良女子大学の浅田晴久准教授が作成してくださいました。

2024年

1月

1月1日 In 2023, free electricity given to 90% domestic consumers in Punjab: Minister

パンジャーブ州は2023年、家庭用消費者の90%に、無償で電力を提供した。2ヵ月で600ユニットまでは電気代が無償になる。パンジャーブ州電力公社(PSPCL)は、7年間閉鎖されていた、Pachhwara Central Coal Mineの操業を再開して、300万トンの石炭を火力発電所に供給した。

1月6日 Punjab farmers get Rs 19 cr for adopting DSR technology

パンジャーブ州政府は、2023年カリフ季に稲直播栽培(DSR)を採用した、17,007件の農家の銀行口座に、計1.983億ルピーを送金した。稲を直播した農家に、Rs 1,500/acreのボーナスが支給される。

1月6日 Farmer unions organise ‘mahapanchayat’ in Punjab, demand enactment of MSP guarantee law

Barnala県では、Samyukta Kisan Morchaとその他18の農家団体が、作物のMSP制定と、スワミナサン委員会報告の実施を求めて、mahapanchayat(大会議)を開催した。2月13日にデリーへ向けて行進することも宣言した。

1月10日 Farmers burning stubble prone to lung cancer: Patiala medical college study

Patiala市の医科大学の研究者が行った調査によると、野焼きを繰り返し行った20歳から50歳までの農家200名の80%で、肺機能の低下がみられることが分かった。過剰な咳、気管支炎の早期症状などがみられる。

1月11日 Power subsidy zooms in Punjab, 97% getting subsidy this winter

PSPCLによると、2023年12月に無償電力を受けていた消費者は、366.5万人で、2022年12月の331.6万人よりも増加した。無償化の対象となる月300ユニットに収まるように、1世帯で、複数の電気メーターを設置している。

1月11日 Punjab to reduce stubble burning by 50%: Gurmeet Singh Khudian

パンジャーブ州農業大臣は、来期の野焼きの件数を50%減らすことを目標に設定したと述べた。

1月13日 2.46 lakh quintals of cotton sold below MSP in Punjab

パンジャーブ州では今期、綿花の25%以上が、MSP以下で買い取られている。市場に持ち込まれた綿花97.9万quintalのうち、Cotton Corporation of India (CCI)に買い取られたものは17.6万quintalにすぎず、残り79.8万quintalは民間業者に買い取られた。買い取り初期は高値で買い取られていたが、市場に持ち込まれる綿花の量が増えるにつれて、買取価格が下がっていた。

1月13日 Fix Rs 3,284 MSP for paddy, Punjab urges Centre

パンジャーブ州政府は、来期のMSPの大幅値上げを要求する提案書を連邦政府に送った。各作物のMSP提案価格は、PAUが調査した投入コストに基づいている。昨年、パンジャーブ州政府は稲のMSPとしてRs 3,184/quintalを要求したが、連邦政府はRs 2,183/quintalを承認した。来期は、ノーマル品種はRs 3,284/quintal、Aグレード品種はRs 3,324/quintalを要求する。

1月16日 Sangrur: Unions for ending contract system in foodgrain purchase agencies

穀物調達業者との契約システムの廃止を求めて、労働組合のメンバーがSangrurとPatiala間の国道を封鎖して抗議している。AAPは契約システムの廃止を公約にしてパンジャーブ州与党に就いたが、2年間何もしていない。

1月16日 Ludhiana among 20 most polluted cities in country, reveals study

National Clean Air Programme (NCAP)の調査によると、Ludhiana、Amritsar、Mandi Gobindgarhが、大気汚染がひどいインドの都市20選に入っている。LudhianaはPM10濃度が第1位、Mandi GobindgarhはPM2.5が第1位。

1月18日 Punjab govt set to save Rs 450 cr in power generation, industry seeks relief

パンジャーブ州の電力料金は毎年3%ずつ上がっていたが、PSPCLがGVK社から540MWの火力発電所を取得したことでコスト削減につながると、産業界は歓迎している。

1月19日 Extended dry spell, cold conditions may hit crops in Punjab

パンジャーブ州では12月から1月半ばまで雨が降っておらず、コムギとジャガイモの生育に悪影響が出るかもしれないと、農家が心配している。

1月20日 900 officials get notice over missing stubble management machines in Punjab

「消えた稲わら処理機械」の件で、農業局の職員900名が大臣から通告を受けた。15日以内に原因を回答するように求められている。

1月23日 NGT seeks amended action plan from Punjab government to prevent farm fires

国家環境裁判所(NGT)は、パンジャーブ州政府から提出された野焼き防止のためのアクションプランを批判して、修正案を要求した。大気質の定期的な観測に加えて、ホットスポット周辺に適切な数の観測地点を設置するように指示した。次回の公聴会は3月22日に開催予定。

1月24日 Missing stubble machines: Given notices, Punjab Agriculture Dept officials begin 3-day pen-down stir

「消えた稲わら処理機械」の件で通知を受け取った農業局の職員たちは、自分たちの無実を訴えて、3日間のストライキを開始した。

1月25日 Farmers hold mahapanchayat at Ropar

The Punjab Kisan Unionに所属の農家たちは、政府が全作物へのMSP設定しないこと、電気料金メーターを各家庭に設置しようとしていること、などに抗議するために、 2月13日にデリーまで行進する予定。

1月26日 Punjab: Notice to 2 top officers over missing straw machines, withdrawn

「消えた稲わら処理機械」の件で、機械の製造業者も詐欺に関与しているとして、パンジャーブ州農業大臣は製造業者リストの提出を部下の局長に要求した。その情報が大臣に提出されると、局長たちに出されていた通知が撤回された。

 

2月

2月1日 Subsidy delayed, PSPCL borrows Rs 800 cr to avoid defaulter tag

2024年1月に、パンジャーブ州電力公社は資金不足を穴埋めするために、80億ルピーをローンで調達した。電力購入コスト、石炭コスト、列車輸送費、その他の避けられない支出に充てられる。

2月1日 After four decades, irrigation water reaches Janasar village in Fazilka

Fazilka県の村では、地下水が灌漑に適していないため、灌漑が利用できず、土地が未耕作のままであった。Muktsar運河から地下パイプラインを通して、水が送られてくることになった。

2月2日 No MSP surety for farmers, says Punjab AAP on Interim Budget

パンジャーブ州財務大臣は、連邦政府の来年度予算案を見て失望した。農家が要求している、全作物のMSP保証が盛り込まれていない。若者のための毎年2000万件の雇用創出という約束も守られていないと批判する。

2月5日 Farmers to march to Delhi on February 13, demand law to guarantee MSP for crops

MSP法制化を含むいくつかの要求を連邦政府に行うために、2/13にデリーに向けて行進を開始すると、農家リーダーが明らかにした。インド国内の200以上の農家団体がこの「Delhi Chalo」行進に参加する。

2月7日 MSP for most crops exists only on paper: MP Vikramjit Singh Sahney

政府は多くの作物にMSPを定めたが、コムギと米しか実質的に機能しておらず、他の作物のMSPは書類上にしか存在しない、とパンジャーブ州選出の上院議員が国会でスピーチした。MSP committeeとCommittee for Agricultural Cost and Pricesにはパンジャーブ州の代表が参加していない。

2月11日 Congress chief Kharge slams Modi Government on farm laws, hails Punjab farmers for ‘blocking’ it

インド国民会議の総裁は、パンジャーブの農家たちの運動を支持している。モディ政権は友人企業をより金持ちにし、社会的弱者や社会から疎外された市民を貧困に陥れている、と批判する。

2月12日 Guarantee on MSP, loan waiver among 12 demands on agenda of Centre’s talks with farmers

連邦政府は農家の要求17項目のうち、5項目は受理した。MSPの法的保証を含む残り12項目について、2/12に政府代表団と農家団体の代表が話し合いをもつ予定。政府の回答次第で、2/13のDilli Chaloが実施されるかどうかが決まる。

2月12日 Farmer’s ‘Dilli Chalo’ march: Samyukta Kisan Morcha leader seeks release of ‘detained’ farmers

連邦政府に圧力をかけるために、国内200以上の農家団体が2/13のDelli Chaloに参加する予定。政府に拘束された農家もいる。

2月13日 5-hour-long talks between government, farm leaders remain inconclusive; farmers to go ahead with ‘Dilli Chalo’ march on February 13

2/12に開催された、連邦政府の大臣たちと農家団体の代表たちの話し合いは、結論に達することなく終了した。Dilli Chaloの行進を実行することが決定された。

2月14日 Guarantee on MSP a hurdle in farmer-Centre talks

農家がスワミナサン委員会の勧告に従って全ての生産物にC2+50%(包括的な生産コストの少なくとも50%以上の利潤)のMSP保証を要求しているのに対し、政府はそれには財政配分・インフラ・政策が必要で、消費者の利益も保護する必要がある、相当な挑戦であると感じている。政府は現在、カリフ季14作、ラビ季8作の、合わせて22作物にMSPを保証しているが、法制化されていないため、民間業者にMSPよりも低い価格で買い叩かれると農家は言う。MSP保証には、年間2兆ルピーの追加予算措置が必要となる。

2月14日 Ludhiana farmers march towards Delhi in 500 trailers

ルディア―ナの農家たちが、自分たちの要求が叶えられるまで絶対に帰らないと誓って、500台のトレーラーでデリーに出発した。

2月14日 Farmers’ new demands need wider debate: Centre

連邦政府の通信大臣は、政府としては話し合いを続けたかったが、農家側代表が打ち切って行進を開始したと言う。モディ政権は過去10年間、農家に対してさまざまな福祉政策を実行してきたとも言う。Kisan Samman Nidhi schemeでは1.1億人の農家に計2.81兆ルピーが直接口座に振り込まれたし、作物保険schemeでは1.5兆ルピーが支払われたし、灌漑schemeでは1550億ルピーが費やされた。

2月14日 Congress to enact law on MSP if INDIA wins ’24 polls: Mallikarjun Kharge

今年の下院選挙で国民会議が勝利して与党に返り咲くと、MSPを保証する法律を制定すると、国民会議の総裁が公約した。

2月14日‘Dilli Chalo’: Face-off between police and farmers leads to chaos on Punjab-Haryana borders

パンジャーブ州とハリヤーナー州の境界にあるKhanauriの街では、農家の行進とそれを阻止しようとする警察の催涙ガス、放水銃で、混乱に陥っている。

2月14日 Farmers protest LIVE: Farmer leaders agree to resume talks with Central Government, Punjab-Haryana border remains tense

農家団体はハリヤーナー州の州境で抗議活動を行っているが、連邦政府大臣たちとの話し合いが2/15にChandigarhで行われる。

2月15日 PM should speak to 3 Union ministers to resolve peasants’ demands: Farmer leader Sarwan Singh Pandher

農家団体との話し合いに参加する、Agriculture and Farmer Welfare Minister、Minister of Commerce and Industry、Minister of State for Home Affairsの3名に、モディ首相から問題を解決するように言うべきだと、農家リーダーは話した。

2月16日 Farmer leaders meeting with Centre: Deadlock persists over MSP, talks pushed to fourth round

農家団体と連邦政府との話し合いで、前者がMSPの法的保証を頑なに要求するのに対し、後者は今すぐには無理で専門家の調査委員会を立ち上げる必要があると言う。第4回目の話し合いが2/18に開催される予定。

2月17日 Govt in a fix over action in farm fire cases

パンジャーブ州政府は、最高裁から2/27に野焼き対策のアクションプランを提出するように求められている。アクションプランの中には、surface seederの利用、PUSA124からPR126のような栽培期間が短くて稲わらが少ない品種への切り替え、燃料に稲わらを使用するCBGやペレット工場の設立、農家へのボーナス支払いのための連邦政府への予算要求、などが含まれている。

2月18日 Ordinance on MSP way out, say farmers

農家リーダーの1人は、衝突を解決するには、作物のMSPを法的に保証する法令を定めるしかないと言う。今の国会で立法できないのであれば、6か月後、選挙によって選出された新たな国会議員によって実施されるだろうとも言う。

2月19日 Uranium in groundwater in Malwa: Japan team to assist probe

東京都立大学と大阪大学世界最先端研究機構、Guru Nanak Dev Universityの合同チームが、Malwa地方(Bathinda県、Mansa県、Ferozepur県、Faridkot県)の地下水のウランおよび重金属汚染の原因について調べている。

2月19日 Farmers’ protest: Peasant leaders to announce their decision on Centre’s proposal by Monday evening

2/18に開催された連邦政府大臣と農家リーダーとの4回目の話し合いで、政府側は5つの作物(cotton, maize, arhar, tur, urad)にMSPを保証することを提案した。農家側は2/19までに回答することになった。

2月20日 Experts, farmers wary of restricting MSP to 7 crops

農家、農業専門家、エコノミスト、農家団体は、5つの作物にMSPを追加設定するという政府の提案を警戒している。政府の提案は、5年間、NAFED、the NCCF、the CCIのような政府系機関が契約農業で作物の買い取りを保証するという内容であり、それは2020年に農家が反対した農業新法3つのうち1つを実施するようなものである。

2月20日 Punjab CM Bhagwant Mann must provide MSP as promised: LoP Partap Singh Bajwa

パンジャーブ首相は22の作物にMSPを保証するという2022年州議会選挙での公約を守るべきだと、野党党首が要求した。

2月22日 Farm protester from Bathinda dead, 100 hurt as Haryana police fire tear gas, rubber bullets

州境Khanauriでのハリヤーナー警察の催涙ガスとゴム弾のせいで、22歳の農家が亡くなり、100名以上が負傷した。

2月22日 ‘Dilli Chalo’ march: Government ready to hold 5th round of talks with protesting farmers, says Agriculture Minister Arjun Munda

農家たちがデリーに向かって行進を再開しようとしたその直後に、連邦政府は5度目の話し合いを提案した。農家は5つの作物へのMSP保証の提案を拒否した。

2月23日 Sukhbir Badal reminds Punjab CM of pre-poll promise on MSP

パンジャーブ州野党SADの党首は、2022年の州議会選挙の際にパンジャーブ州首相が公約した、22種類の作物へのMSP保証を今すぐにでも実現できるのであれば、彼を支持すると述べた。

2月25日 Won’t end ‘Dilli Chalo’ stir until demands met, says farm leader

抗議活動に参加している農家たちは、たとえ春の総選挙が迫っても、彼らの要求が叶えられるまでは活動を止めることはない。2/29に次の行動指針が発表される。

2月26日 Fire breaks out at paddy stubble dump on Kotkapura-Moga road

パンジャーブ州南西部KotkapuraからMogaへ至る道路沿いで、電線の火花が稲わらの山に燃え移って激しく燃えている。

2月26日 Providing farmers with better forecasts helps them adapt to climate change: Study

シカゴ大学のEnergy Policy Institute所属の研究者たちが、テランガナ州の250村の農家を対象に、その年のモンスーンの正確な予測情報を与えられると、どのように行動を変えるかについて調べた。モンスーンの雨がいつ到来するかという予測は、農家によって2.5週間の幅がある。モンスーンが遅れるという予測を得た農家は、利益の少ない農業を諦めて、農外ビジネスに従事するようになった。予測と保証を得ることによって、農家は正しい投資を行うことができる。

2月27日 Farmers in Punjab, Haryana, Uttar Pradesh hold tractor march against WTO, seek MSP

パンジャーブ州の農家の抗議活動に、UP州、ハリヤーナー州の農家も加わった。インド政府が農作物をMSPで買い上げるのを妨げているとして、WTOを糾弾している

2月28日 Punjab Agricultural University releases new rice, maize, bajra, proso millet varieties for cultivation

PAUが開発した5つの品種(Pusa Basmati 1847, メイズのDKC 9144とBioseed 9788, バジュラのPCB 167、proso millet のPunjab Cheena 1)が、州品種承認委員会で認可されて、発売になった。

2月29日 Government sets conservative wheat procurement target of 30 million-32 million tonnes for 2024-25 season

インド政府食糧省は、2024年度の乾季にコムギを3000-3200万トン買い取る方針を発表した。作物多様化の一環として、ミレットの買取を強化するとも発表した。

3月

3月3日 ‘Dilli Chalo’ march: In 20 days of stir, 6 Punjab farmers dead, but no deal in sight with Centre

農家団体による「デリーに行こう」の行進が始まって20日が経った。これまで6名がゴム弾を打たれて亡くなり、500名以上が負傷した。イギリスやカナダの議会に取り上げられるほど、世界中が注目している。

3月3日 Wheat, fodder, vegetable crops damaged in hailstorm in Bathinda

Bathinda県では、コムギ、飼料作物、野菜が、季節外れの雹によって被害を受けた。

3月3日 Crop damaged dut to hailstorm: Immediate aid demanded

雹のせいで作物に被害を受けた農家に対して、税務局は複雑な手続きを後回しにして、即時の支援を始めるべきと、政治団体のリーダーたちは要求した。

3月4日 Farm unions seek girdawari for crop loss as hailstorms lash many parts of Punjab

パンジャーブ州内各地で、作物が雹の被害に遭った農家のために、農家団体Samyukt Kisan Morchaが州政府に特別調査を要請した。農業局の第一報では、Ferozepur県、Ludhiana県、Bathinda県、Muktsar県、Barnala県、Amritsar県、Jalandhar県で被害が出ている模様。

3月5日 Hailstorm hits crops in 70 Bathinda villages

3/2に発生した雹をともなう嵐は、Bathinda県内の70村に被害を与えた。
コムギ、グラム豆、野菜に大きな被害が出ている。農家は州政府にRs 50,000/acreの補償金を要求している。

3月6日 Protesting farmers to start marching towards Delhi from today

農家団体は3/6にデリーに向けて行進を再開する。MSPの法制化、自営農と農業労働者の年金、負債帳消し、電気料金の無償化維持を要求している。マディヤ・プラデーシュ州、ラジャスターン州、ビハール州からも農家が集まってくる予定。

3月6日 Punjab Budget: Farm sector gets Rs 13,784 cr, up 4%

来年度のパンジャーブ州予算のうち、9%に相当する1378.4億ルピーが農業部門に充てられることになり、今年度予算から4%の増加となった。そのうち、933億ルピーが農家への電力補助金に充てられる。57.5億ルピーが、作物多様化プログラムに充てられる。昨年から始まった、農家に適切なタイミングで技術指導を行う「Mission Unnat Kisan」も強化される。園芸作物の栽培地域を開発する、Punjab Horticulture Advancement and Sustainable Entrepreneurshipという新プログラムも発表された。4億ルピーで、バイオ肥料工場も建設される。2.4億ルピーで、Gurdaspur Cooperative Sugar Millにエタノール工場が建設される。

3月9日 Punjab minister Gurmeet Singh Khuddian meets rain-affected Malwa farmers

パンジャーブ州農業大臣は、嵐によって作物が被害を受けた農家と面会して、州政府による支援を約束した。すみやかに補償金が支給できるように、現地における特別調査を役人に指示した。

3月12日 Chilli processing plant to come up in Abohar: Punjab agri minister Gurmeet Singh Khudian

Punjab Agro社は、Aboharにトウガラシ加工工場を設立する予定。パンジャーブ州内には稚魚の養殖場も16箇所ある。

3月13日 Punjab farmers to get 90,000 solar pumps on 60% subsidy

Punjab Energy Development Authority (PEDA)は、9万台の太陽光発電式ポンプを農家に提供する予定。パンジャーブ州が60%を負担して、残り40%が農家の負担になる。

3月16日 Amid farm stir, protesters live village life at Shambhu

パンジャーブ州とハリヤーナー州の州境で抗議活動を続けている農家たちは、MSPに関する勉強会を開いたり、バレーボールを楽しんだりと、そこで生活を始めている。

3月17日 INDIA VOTES 2024: Punjab to see single-phase polling on June 1

来たる下院総選挙で、パンジャーブ州では5/7に公示、6/1に投票、6/4に開票されることになった。

3月17日 Direct seeded rice key to sustainable cultivation: Experts

Federation of Seed Industry of India (FSII)が主催した会議で、稲の直播(DSR)が、水不足、メタン排出、土壌侵食、労賃や投入財コスト増加などの問題を解決する切り札であると紹介された。収量の低さ、雑草の制御、播種期間の短さなどが普及を妨げる要因となっている。高収量かつ耐性をもつ品種を開発することが種苗会社に求められている。

3月19日 Canal closure sparks water crisis

Muktsar県では、4/15まで運河が補修工事のため、政府が代わりの水を供給する。州南西部では地下水は生活用水には不適である。

3月19日 Lok Sabha poll: Vegetable growers want their issues included in manifestos

下院選挙を前に、Malerkotlaに住む野菜農家5000人が立候補者に、支援を要求している。医療施設や教育施設の建設、投入財購入のための無利子ローン、天候不順による作物不作の際の補償、MSPによる野菜価格上昇、中規模の食品加工工場の建設など。

3月20日 BJP trying to tarnish farmers’ image: Kisan Mazdoor Morcha

農家団体SKM、KMMのリーダーたちは、下院選挙が迫る中、BJPが農家を分離主義者、テロリストであるとレッテル貼りしているとして批判している。

3月25日 Sowing of tall farm crops banned near IB

麻薬や武器の取引をできないようにするために、インド・パキスタン国境から1km以内では背の高い作物(poplar, eucalyptus, sugarなど)の栽培を禁止にすると、Amritsar県長官が指令した。

3月27日 Faridkot DC warns potato growers against use of herbicide before harvesting crop

人体に深刻な害を及ぼすグリホサート塩含有除草剤がジャガイモに使用されていることが報告されたのを受けて、Faridokot県長官は除草剤の使用を禁止にした。費用対効果が高く、労力節約につながるので、多くのジャガイモ農家がこの除草剤を使用している。

3月27日 130 LMT wheat yield likely, govt scrambles to find storage space

5日後にコムギの買取が始まるが、予想される市場買取量1250-1300万トンに対し、550-600万トン分の保管場所しかないので、食糧調達機関は場所探しに奔走している。低温が続いた今季の天候状況から豊作が予想されているが、1週間以内にcrop-cutting experimentが実施されて初めて正確な収量が判明するだろう。

3月28日 Wheat procurement from April 1, Punjab Chief Secretary takes stock of arrangements

コムギの買取が4/1から始まるのを受けて、パンジャーブ州chief secretaryは、買取業者および全県の長官に、必要な準備をするように要請した。The Punjab Mandi Boardは、州内1,908箇所に買取センターを設ける。

3月29日 Punjab Agricultural University convenes talks on sustainable farm practices

効率的な作物残渣処理を議論することで野焼き問題を解決するために、PAUでFarmers Conveningが開催され、18村から65名の先進的農家と専門家が集まった。環境汚染を軽減し、農業のレジリエンスを強化し、野焼きゼロをめざす、包括的なロードマップが策定された。

3月30日 Go in for green manure to improve soil health: PAU

パンジャーブ州農業局は、土壌肥沃度の回復を図るために、緑肥の栽培を推進している。作物の栽培ローテーションに緑肥を組み入れることで、土壌の窒素含有量を増加させることができる。

3月31日 Lok Sabha poll: Farm union ‘bans’ entry of BJP leaders in Sangrur village

下院総選挙を前に、Sangrur県の3村では、農家団体がBJPの政治家の立ち入りを禁止にすると発表した。BJPが率いる連邦政府が、農家の要求をいつまで経っても認めないため。

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月